37 ~にたえない | 日本語一級文法

~にたえない 

どう辞書じしょかたち」+にたえない
~をがなんできない



  1. ああいう陰口かげぐちくにたえません。
  2. 最近さいきんるにたえないほどひどい番組ばんぐみがある。

」+にたえない
~をとてもつよかんじる

  1. いろいろお世話せわになりまして、感謝かんしゃにたいません。
  2. 事故じこにあった方々かたがたのことをおもうと、同情どうじょうねんにたえない。

36 ~にかかわる | 日本語一級文法

~にかかわる

」+にかかわる
~に関係かんけいする・~に影響えいきょうおよぼす
「~」の部分ぶぶんには、大切たいせつなことや重大じゅうだい内容ないようがくることがおおい。



  1. かれ交通こうつう事故じこで、いのちにかかわるだいけがをしたそうだ。
  2. ければ大国たいこく威信いしんにかかわるとあって、無意味むいみたたかいがつづけられた。

35 ~に至る/~に至るまで/~に至って(は)/~に至っても | 日本語一級文法

~に至る/~に至るまで/~に至って(は)/~に至っても

どう辞書じしょかたち」/「」+にいたる/にいたるまで/にいたって(は)/にいたっても

~になる/~になるまで/~になって(は)/~になっても
さき結果けっか範囲はんいなどをしめす。

  1. かれらの、結婚けっこんいたるまでのロマンスをおはなししましょう。
  2. あにこした会社かいしゃ発展はってんつづけ、海外かいがい支店してんすにいたった。
  3. その若者わかものあたまさきからあしさきいたるまで、おしゃれをきめこんでいた。
  4. 自殺じさつしゃるにいたってはじめて、いじめ問題もんだい深刻しんこくさがマスコミにげられるようになった。
  5. だい多数たすう住民じゅうみん反対はんたい運動うんどう参加さんかするという事態じたいいたっても、なお原子力げんしりょく発電はつでんしょ建設けんせつ計画けいかく撤回てっかいされなかった。
「ことここにいたっては」<こうなってしまっては>
  1. ことここにいたっては、のほどこしようもない。

34 ~にあって | 日本語一級文法

~にあって

」+にあって
~に・~で
とき機会きかい場所ばしょ状況じょうきょう場合ばあいなどをとりたててしめかた表現ひょうげん

  1. 彼女かのじょ戦時せんじちゅう思想しそう統制とうせいにあってなお、自由じゆう精神せいしんつづけた。
  2. 動物どうぶつ世界せかいにあっても、親子おやこ情愛じょうあいわらないものだ。

33 ~なりに/~なりの | 日本語一級文法

~なりに/~なりの

どう・いかたち・なかたち」の普通ふつうかたち+なりに/なりの
「ながた」と「」の「だ」はつかない。
~におうじて・~にふさわしく
「~なりに」のうしろには動詞どうし形容詞けいようし副詞ふくしが、「~なりの」のうしろには名詞めいしる。

  1. 若者わかものには若者わかものなりのなやみがある。
  2. 収入しゅうにゅうえればえたなりに、支出ししゅつおおくなっていく。
  3. 部屋へやせまければせまいなりに、工夫くふうして使つかっています。
  4. 子供こども子供こどもなりに、自分じぶん世界せかいをもっているものだ。

32 ~なり | 日本語一級文法

~なり

どう辞書じしょかたち」+なり
~とすぐ
つづいてすぐにこう動作どうさをするとき表現ひょうげん

  1. 友人ゆうじん部屋へやはいってるなり、どっかりとこしをおろした。
  2. ちち深夜しんや帰宅きたくしたおとうとかおるなり、怒鳴どなりつけた。

31 ~ながらも | 日本語一級文法

~ながらも

どうーますかたち/ないかたちーない」/「いかたちーい」/「ながたー◯」/「」+ながらも
~けれども



  1. その職人しょくにんふる伝統でんとうまもりながらも、あたらしい工夫くふうかさねれいる。
  2. うまくできないながらも、なんとか努力どりょくしてみた。
  3. せまいながらも、たのしい」とうように、自分じぶんいえ一番いちばんですね。
  4. 最近さいきん小型こがたながらも、すぐれた機能きのうそなえたパソコンが出回でまわっている。

30 ~ないではすまない | 日本語一級文法

~ないではすまない

どうーないかたち」+ないではすまない
~ないままではゆるされない・~ないではおわらない
本人ほんにん義務ぎむかん周囲しゅうい状況じょうきょう社会しゃかいてき常識じょうしきなどから、なにかしなければゆるされない、
あるいは物事ものごと解決かいけつしないというとき表現ひょうげん



  1. この雰囲気ふんいきでは、会議かいぎ一荒ひとあれしないではすまないだろう。
  2. あんな高価こうかものこわしたのだから、弁償べんしょうしないではすまない。

29 ~とばかりに | 日本語一級文法

~とばかりに |

どう普通ふつうかたち/命令めいれいかたち」/「いかたち・なかたち」の普通ふつうかたち+とばかりに
「ながた」と「」の「だ」はつかないことがおおい。

いかにも~というように
  1. かれは、わたしはやかえれとばかりに、書類しょるい片付かたづけはじめた。
  2. 彼女かのじょ舞台ぶたい登場とうじょうすると、客席きゃくせきからっていたとばかりにおおきな拍手はくしゅこった。
  3. 彼女かのじょは、意外いがいだとばかりに、くちけたままかれつめていた。

「~とわんばかりに」<いかにも~といたそうに(~とはわないが、
いたい気持きもちがこう態度たいど様子ようすあらわれている。)>

  1. かれは、なにきたくないとわんばかりに、ぷいとよこいた。

28 ~とはいえ | 日本語一級文法

~とはいえ

どう・いかたち・なかたち」の普通ふつうかたち+とはいえ
「ながた」と「」の「だ」はつかないことがおおい。

~といっても・~でも
「AとはいえB」は「Aは事実じじつだが、しかし実際じっさいはB」の意味いみ



  1. おさないとはいえ、その自分じぶんなりにいえ事情じじょう理解りかいしている。
  2. こうのいぶんかったとはいえ、こころから納得なっとくしたわけではない。
  3. はるとはいえ、まだまださむつづいております。

27 ~としたところで/~としたって/~にしたところで/~にしたって | 日本語一級文法

~としたところで/~としたって/~にしたところで/~にしたって

どう・いかたち・なかたち」の普通ふつうかたち+としたところで/としたって/にしたところで/にしたって
「ながた」と「」の「だ」はつかないことがおおい。

~としても・~にしても
立場たちば条件じょうけんかんがえるとき表現ひょうげん。「~としたところで」などのうしろにくる内容ないよう
否定ひていてきなものであることがおおい。
「~したって」ははな言葉ことば



  1. かれがどんなにうた得意とくいとしたって、素人しろうといきていないと。
  2. 全員ぜんいん参加さんかするとしたところで、せいぜい30にんだ。
  3. 野党やとうはその法案ほうあん反対はんたいしているが、野党やとうにしたところで、ほかによい代案だいあんがあるわけではない。
  4. わたしにしたって、それについてはどうしていいかわからないんです。

26 ~ところを | 日本語一級文法

~ところを

どう辞書じしょかたち/たかたち」/「いかたちーい」/「ながたーな」/「」+ところを
とき(なの)に・~状況じょうきょう(なの)に



  1. その試合しあいは、もうすこしでおわるところを、あめ中断ちゅうだんされた。
  2. いそがしいところをおいでくださいまして、ありがとうございます。
  3. やすみのところをお邪魔じゃまいたしまして、もうわけありません。

25 ~ときたら | 日本語一級文法

~ときたら

」+ときたら

~は
とく話題わだいげるとき表現ひょうげんうしろのぶん否定ひていてき非難ひなん内容ないようがくることがおおい。




  1. あいつときたら、いつもおくれてるんだから。あたまるよ。
  2. となりいぬときたら、ひととおたびにキャンキャンほえて、うるさくてたまらない。

24 ~と思いきや | 日本語一級文法

~と思いきや

どう・いかたち・なかたち」の普通ふつうかたち+とおもいきや
「ながた」と「」の「だ」はつかないことがおおい。

~とおもったけれども
文語ぶんごたい結果けっかおもっていた内容ないようはんするときもちいる。




  1. 前進ぜんしんつづけるとおもいきや、リーダーは退却たいきゃく命令めいれいはっした。
  2. あわやアウトとおもいきや、審判しんぱんはセーフとせんした。

23 ~といえども | 日本語一級文法

~といえども


どう・いかたち・なかたち」の普通ふつうかたち+といえども
「ながた」と「」の「だ」はつかないことがおおい。

~けれども・~ても
文語ぶんごたい逆接ぎゃくせつ表現ひょうげん。「いかに~といえども」や「たとえ~といえども」のようなかたちをとると、
特別とくべつな、あるいは極端きょくたん内容ないよう強調きょうちょうする表現ひょうげんとなる。
いたりといえども」<文語ぶんごたいで「としをとっているけれども」の意味いみ。>




  1. いかに多忙たぼうといえども、健康けんこう管理かんりおこたってはならない。
  2. 近年きんねん医学いがくがめざましく進捗しんちょくしたといえども、病人びょうにんかず減少げんしょう傾向けいこうにはない。
  3. たとえ外国がいこくじんといてども、「さとはいってはさとしたがえ」のことわざどおりです。
  4. いたりといえども、まだまだわかものにはけないつもりだ。

22 ~といい~といい | 日本語一級文法

~といい~といい

」+といい+「」+といい

~も~も
「AといいBといい」のかたちで、A、Bには対照たいしょうてき並立へいりつてきあるいは類似るいじ内容ないよう例示れいじする。
「AといわずBといわず」<AもBも(さらに全体ぜんたいが、その状態じょうたいになっている。)>



  1. といいあしといい、っかききずだらけだった。
  2. このドレス、いろといいデザインといい、お客様きゃくさまによくお似合にあいですよ。
  3. といわずあしといわず、っかききずだらけだった。
  4. あしもさらに全身ぜんしんっかききずだらけだった。>

21 ~とあれば | 日本語一級文法

~とあれば

どう・いかたち・なかたち」の普通ふつうかたち+とあれば
「ながた」と「」の「だ」はつかないことがおおい。

~なら



  1. 家賃やちんやすく、日当ひあたりがよくて、そのうえしずかとあれば、ふるいアパートでもはあるだろう。
  2. 遠来えんらいきゃくるとあれば、うでをふるってご馳走ちそうをたくさん用意よういしよう。
  3. だれも手伝てつだってくれないとあれば、わたし一人ひとりでやるしかないだろう。
  4. からだおおきく、足腰あしこしつよいとあれば、ラグビー選手せんしゅにはうってつけた。
  5. 子供こどものためとあれば、おやなにをおいてもできるかぎりのことをするものです。

20 ~とあって | 日本語一級文法

~とあって

どう・いかたち・なかたち」の普通ふつうかたち+とあって
「ながた」と「」の「だ」はつかないことがおおい。

~ので



  1. このホテルは交通こうつう便びんがいいとあって、ビジネスマンの出張しゅっちょうによく使つかわれる。
  2. 人気にんきスターがやってるとあって、大勢たいせいひとたちがけていた。
  3. そのクイズは景品けいひん豪華ごうかとあって、応募おうぼ殺到さっとうしている。
  4. 開店かいてんセールとあって、店内てんないすなすなのにぎわいだった。

19 ~ではあるまいし/~じゃあるまいし | 日本語一級文法

~ではあるまいし/~じゃあるまいし

どうーますかたち/たかたち+の/ん」/「」+ではあるまいし/じゃあるまいし

~ではないのだから
「~じゃないのだから」ははな言葉ことば



  1. 幽霊ゆうれいあらわれたんじゃあるまいし、そんなおどろいたかおをするなよ。
  2. 冬山ふゆやま登山とざんをするのではあるまいし、おおげさな格好かっこうりません。
  3. 子供こどもではあるまいし、くらところこわいなんて、おかしいですね。

18 ~てからというもの | 日本語一級文法

~てからというもの

どうーてかたち」+からというもの

~てからはずっと
「AてからというものB」はAがあってその、それが原因げんいんでずっとBのようになっていることをあらわす。



  1. むすめかえっててからというもの、年老としおいた父親ちちおや見違みちがえるほど元気げんきになった。
  2. 水泳すいえいならはじめてからというもの、ふゆでも風邪かぜかなくなった。

17 ~であれ/~である~であれ | 日本語一級文法

~であれ/~である~であれ

」+であれ/「」+であれ+「」+であれ

~でも/~でも~でも
「AであれBであれ」の場合ばあい、AとBには対照たいしょうてき並立へいりつてきあるいは類似るいじ内容ないようがくる。



  1. たとえ国王こくおうであれ、国民こくみんすべてをしたがわせることができるわけではない。
  2. なにであれ、必要ひつようならばわなければならない。
  3. 正社員せいしゃいんであれパートであれ、仕事しごとたいする責任せきにんわりません。

16 ~っぱなし | 日本語一級文法

~っぱなし

どうーますかたち」+っぱなし

~たまま
自動詞じどうし場合ばあいは「~たまま変化へんかがない」。他動詞たどうし場合ばあいは「~たままそのあとなにもしない」と、
はな不満ふまん非難ひなん気持きもちをふくむことがおおい。



  1. 新幹線しんかんせんんで、大阪おおさかから東京とうきょうまでずっとちっぱなしだった。
  2. おとうとなんでもやりっぱなしで、いつもはは後始末あとしまつをしてもらっている。

75 ~あまり | 日本語二級文法

~あまり

どうーますかたち/たかたち」/「ながたーな」/「めいーの」+あまり
非常ひじょうに~する



  1. 子供こども将来しょうらいおもうあまり、きびしすぎることをってしまった。
  2. かれはたらきすぎたあまり、過労かろうたおれてしまった。
  3. 科学かがくしゃである小林こばやしさんは実験じっけん熱心ねっしんなあまり、昼食ちゅうしょくをとるのをわすれることもしばしばある。
  4. おどろきのあまり、こえなかった。

74 ~をめぐって/~をめぐる| 日本語二級文法

~をめぐって/~をめぐる

」+をめぐって/をめぐる
~を中心ちゅうしんにそれに関係かんけいあることについて



  1. その法案ほうあん賛否さんぴをめぐって、活発かっぱつ議論ぎろんわされた。
  2. その事件じけんをめぐって、さまざまなうわさがながれている。
  3. この小説しょうせつは、1にん女性じょせいをめぐって、5にん男性だんせいたたかはなしです。

73 ~を通じて/~を通して| 日本語二級文法

~を通じて/~を通して

」+をつうじて/をとおして
その期間きかんはじめからわりまでずっと



  1. あの地方ちほうは、1ねんつうじてあめおおい。
  2. かれ一生いっしょうとおして日本にっぽんとの友好ゆうこうのためにはたらいた。

」+をつうじて/をとおして
直接ちょくせつではなく、なにかをあいだれて

  1. 社長しゃちょういそがしいから、秘書ひしょつうじてたのんだほうがいい。
  2. いまはインターネットをとおして世界中せかいじゅう情報じょうほうはいる。

72 ~をこめて| 日本語二級文法

~をこめて

」+をこめて
気持きもちをそのなかれて



  1. はははわたしのためにこころをこめて、セーターをんでくれた。
  2. いかりをこめて、かく実験じっけん反対はんたい署名しょめいをした。
  3. 病気びょうき回復かいふくいのりをこめて、みんなでつるった。

71 ~もかまわず| 日本語二級文法

~もかまわず

」+もかまわず
~をにしないで・~に使つかわず平気へいき
参考さんこう ・ところかまわず、ごみをてるひとがいてこまる。



  1. ひと迷惑めいわくもかまわず、電車でんしゃなか携帯けいたい電話でんわはなしているひとがいる。
  2. おとうと家族かぞく心配しんぱいもかまわず、危険きけん冬山ふゆやまこうとする。
  3. 子供こどもふくがねれるのもかまわず、かわなかはいってあそんでいる。

70 ~はもとより/~はもちろん| 日本語二級文法

~はもとより/~はもちろん

」+はもとより/はもちろん
~は、必要ひつようがないくらい当然とうぜん
「~はもちろん」にくらべて、「~はもとより」のほうがあらたまったいかた



  1. わたしがまれたむらは、電車でんしゃはもとより、バスもとおっていない。
  2. 地震じしん被害ひがいけた人々ひとびと救援きゅうえんのために、医者いしゃはもとより、おおくのボランティアもけつけた。
  3. 病気びょうき治療ちりょうはもちろん、予防よぼうのための医学いがく重要じゅうようだ。

69 ~ばかりか/~ばかりでなく| 日本語二級文法

~ばかりか/~ばかりでなく


どう、いかたち、なかたち」の名詞めいし修飾しゅうしょくがた+ばかりか/ばかりでなく
めいーの」の「の」はつかない。
~だけでなく・そのうえ




  1. はやしさんのおたくでごちそうになったばかりか、おみやげまでいただいた。
  2. アンナさんはあたまがいいばかりでなく、親切しんせつこころやさしいひとです。
  3. この地方ちほう気候きこうおだやかなばかりでなく、うみこうやまさちにもめぐまれている。
  4. かれはサッカーばかりでなく、水泳すいえいもダンスも上手じょうずなんですよ。

68 ~にわたって/~にわたり/~にわたる/~にわたった| 日本語二級文法

~にわたって/~にわたり/~にわたる/~にわたった


」+にわたって/にわたり/にわたる/にわたった
時間じかんてき空間くうかんてきにその範囲はんい全体ぜんたいひろがっていることをあらわす。



  1. チンさんは病気びょうきのため、2かげつにわたって学校がっこうやすんだ。
  2. 西日本にしにほん全域ぜんいきにわたり、台風たいふう被害ひがいけた。
  3. あには5時間じかんにわたるだい手術しゅじゅつけた。
  4. 広範囲こうはんいにわたったうみ汚染おせんが、問題もんだいになっている。

67 ~に基づいて/~に基づき/~に基づく/~に基づいた| 日本語二級文法

~に基づいて/~に基づき/~に基づく/~に基づいた

」+にもとづいて/にもとづき/にもとづく/にもとづいた
~を基礎きそにして・~を根拠こんきょにして
類語るいご No.18「~をもとに」



  1. 調査ちょうさした資料しりょうもとづいて、レポートをかなければならない。
  2. 実際じっさいにあった事件じけんもとづいき、この映画えいがつくられた。
  3. かれ意見いけんは、なが経験けいけんもとづくものだから納得なっとくできる。
  4. 虚偽きょぎ証言しょうげんもとづいたこの裁判さいばんみとめることはできない。

66 ~に反して/~に反し/~に反する/~に反した| 日本語二級文法

~に反して/~に反し/~に反する/~に反した


」+にはんして/にはんし/にはんする/にはんした
~と反対はんたいに・~とぎゃく



  1. かみ意向いこうはんして、人間にんげん自然しぜん破壊はかいしている。
  2. 人々ひとびと予想よそうはんし、土地とち値段ねだんがりつづけている。
  3. おとうとは、おや期待きたいはんすることばかりしている。
  4. 予想よそうはんした実験じっけん結果けっかてしまった。

15 ~たところで | 日本語一級文法

~たところで

どうーたかたち」+ところで

~ても
逆接ぎゃくせつ仮定かてい表現ひょうげん仮定かていした内容ないよう無駄むだなこと、やくたないこと、予期よきはんすることや、
結果けっかにあまり影響えいきょうおよぼさないことになるというはな判断はんだんあらわす。



  1. いまさらぐちをいったところで、どうにもならない。
  2. 約束やくそく時間じかんにこんなにおくれては、おこなってみたところで、だれもいないだろう。
  3. 今回こんかい参加さんかできなかったところで、また次回じかいにチャンスがあるだろう。

14 ただ~のみならず | 日本語一級文法

ただ~のみならず

ただ+「どう・いかたち・なかたち」の普通ふつうかたち+のみならず
「ながた」の「だ」は「である」になる。「」の「だ」はつかないか、「である」になる。

~だけではなく
文語ぶんごたい。「AのみならずB(まで)(も)」のかたちでももちいられ、「ただ」がつくと、
より強調きょうちょうされる。A、Bには対照たいしょうてき並立へいりつてきあるいは類似るいじ内容ないようがくる。



  1. 彼女かのじょは、たおれていた老人ろうじんをただ介抱かいほうしたのみならず、いえまでおくとどけました。
  2. 富士山ふじさんはただたかいのみならず、姿すがたうつくしいので、日本にっぽん象徴しょうちょうとしてあいされている。
  3. かれはただ勇敢ゆうかんであるのみならず、やさしいこころぬしでもある。
  4. 彼女かのじょはただ友人ゆうじんたちのみならず、先生せんせいかたからも信頼しんらいされている。

13 ただ~のみ | 日本語一級文法

ただ~のみ

ただ+「どう辞書じしょかたち」/「いかたちーい」/「」+のみ
~だけ



  1. 親友しんゆう転校てんこうしてしまい、わたしこころにはたださびしさのみがのこった。
  2. いまはただ事故じこにあった方々かたがた無事ぶじいのるのみです。
  3. 祖母そぼにとっては、ただくるしいのみの人生じんせいだったのだろうか。

12 ~そばから | 日本語一級文法

~そばから

どう辞書じしょかたち/たかたち」+そばから
~とすぐに
次々つぎつぎおなじことをかえしている様子ようすあらわす。




  1. にわをきれいにがわからっている。
  2. いたそばからわすれてしまうなんて、われながらなさけない。

11 ~(で)すら | 日本語一級文法


~(で)すら


(ーで)」+すら
~さえ
強調きょうちょう表現ひょうげん




  1. 彼女かのじょときすらしんで、研究けんきゅう没頭ぼっとうしている。
  2. つかれて、っていることすらできなかった。
  3. そんなやさしい漢字かんじは、小学生しょうがくせいですらめる。

10 ~ずにはすまない | 日本語一級文法

~ずにはすまない

どうーないかたち」+ずにはすまない
「する」は「せずにはすまない」となる。
~しないままではゆるされない・~しないではことおわらない
自分じぶん義務ぎむかんや、周囲しゅうい状況じょうきょう社会しゃかいてき常識じょうしきなどからかんがえて、
なにかしなければゆるされない、あるいは物事ものごと解決かいけつしないというとき表現ひょうげん



  1. おわびのしるしになにかおおくりせずにはすまないでしょう。
  2. 部下ぶか失敗しっぱいたいして、上役うわやく責任せきにんをとらずにはすまないものだ。

9 ~きらいがある | 日本語一級文法

~きらいがある

どう辞書じしょかたち」/「めいーの」+きらいがある
傾向けいこうがある
わる内容ないようあらわすことがおおい。



  1. かれ最近さいきん、どうもみすぎのきらいがある。
  2. おおくの中高年ちゅうこうねんサラリーマンは仕事しごとわれて、健康けんこう管理かんりおこたるきらいがあるとわれている。

8 ~が早いか | 日本語一級文法

~が早いか

どう辞書じしょかたち/たかたち」+がはやいか
~とすぐに
つづけてすぐにこう動作どうさをする、あるいはその瞬間しゅんかんなにかがこる様子ようすあらわす。



  1. わたしかおるがはやいに、かれ性急せいきゅうにしゃべりはじめた。
  2. 地震じしんだとさけぶがはやいか、子供こどもたちはつくえしたにももぐんだ。
  3. ベルがったがはやいか、生徒せいとたちは教室きょうしつしてった。

7 ~がてら | 日本語一級文法

~がてら

どうーますかたち」/「」+がてら
~のついでに

  1. ちかくにおしのおりには、おあそびがてら、おりください。
  2. 散歩さんぽがてら、たばこをってよう。

6 ~かぎりだ | 日本語一級文法

~かぎりだ
「いかたちーい」/「ながたーな」/「めいーの」+かぎりだ
とても~だ・たいへん~だ
「~かぎりだ」のまえには、上記じょうきれいのほかにつぎのような感情かんじょうあらわ形容詞けいようし
がくることがおおい。
よろこばしい」「腹立はらだたしい」「なげかわしい」「心強こころづよい」「うらやましい」など



  1. 山道さんどうにちれて、心細こころぼそいかぎりでした。
  2. いわいのパーティーに出席しゅっせきできないとは、残念ざんねんなかぎりでございます。
  3. みんなに入学にゅうがく祝福しゅくふくされて、うれしさのかぎりだった。

65 ~に沿って/~に沿い/~に沿う/~に沿った | 日本語二級文法

~に沿って/~に沿い/~に沿う/~に沿った

」+に沿って/に沿い/に沿う/に沿った
~にしたがって・~のとおりに

  1. まった方針ほうしん沿って、あたらしい計画けいかくてましょう。
  2. 東京とうきょうではあたらしい事業じぎょう計画けいかく沿い、しん年度ねんど予算よさんてている。
  3. 皆様みなさまのご希望きぼう沿結果けっかるように努力どりょくいたします。
  4. 国益こくえき沿った外交がいこう政策せいさくすすめられている。

64 ~にこたえて/~にこたえ/~にこたえる/~にこたえた | 日本語二級文法

~にこたえて/~にこたえ/~にこたえる/~にこたえた

」+にこたえて/にこたえ/にこたえる/にこたえた
~におうじて(ほかからのはたらきかけにおうじる。)

  1. 社員しゃいん要求ようきゅうにこたえて、労働ろうどう時間じかん短縮たんしゅくした。
  2. 国民こくみんこえにこたえた政策せいさく期待きたいされている。

63 ~に加えて/~に加え | 日本語二級文法

~に加えて/~に加え

」+にくわえて/にくわ
~のうえにさらに

  1. 電気でんきだいくわえて、ガスだいまで値上ねあがりした。
  2. 大気たいき汚染おせんすすんでいることにくわえ、海洋かいよう汚染おせん深刻しんこくしてきた。