50 ~極まる/~極まりない| 日本語一級文法

きわまる/~きわまりない

「ながたー◯」+きわまる/きわまりない

非常ひじょうに~・とても~・このうえなく~


  1. 信号しんごう無視むししてぱしるなんて、危険きけんきわまる行為こういだ。


はながそのことにたいしてつよ感情かんじょうっているときもちいる。


  1. 優勝ゆうしょうのがして、残念ざんねんきわまりない。

49 ~かたわら| 日本語一級文法

~かたわら

どう辞書じしょかたち」/「めいーの」+かたわら

一方いっぽう
なにおもなことをしているほかにもうひとつのことをおこなっている状況じょうきょうあらわす。
ながあいだつづけていることにもちいる場合ばあいおお



  1. わたしはは自分じぶんものならうかたわら、ひとにもおしえている。
  2. かれ銀行員ぎんこういんとしての仕事しごとのかたわら、作曲さっきょくもしていました。

48 ~かたがた| 日本語一級文法

~かたがた

」かたがた

~をねて
ひとつの行為こういふたつの目的もくてきのためにおこなわれるときあらたまった表現ひょうげん

  1. 無事ぶじ卒業そつぎょうできたので、恩師おんし報告ほうこくかたがた、手紙てがみいた。
  2. ごあいさつかたがた、おうかがいしました。

47 ~が最後| 日本語一級文法

~が最後

どうーたかたち」+が最後さいご
~たらそれっきり・いったん~たらそのまま


  1. うちの息子むすこ寝入ねいったが最後さいごかみなりろうが地震じしんころうが、絶対ぜったいまさない。
  2. 課長かちょうはカラオケが大好だいすきで、マイクをにぎったが最後さいご、だれにもわたさない。

46 ~んばかりだ/~んばかりに/~んばかりの| 日本語一級文法

~んばかりだ/~んばかりに/~んばかりの

どうーないかたち」+んばかりだ/んばかりに/んばかりの
いまにも~しそう・まるで~しそうな様子ようす
「~んばかりに」のうしろには動詞どうし形容詞けいようし副詞ふくしが、「~んばかりの」のうしろには名詞めいしがくる。



  1. 彼女かのじょにOKの返事へんじをもらって、かれは、おどのぼらんばかりのよろこびようだ。
  2. 大風おおかぜいて、街路樹がいろじゅえだいまにもれんばかりだ。
  3. 恩師おんしはわたしのをとらんばかりにして、合格ごうかくしゅくしてくださった。

45 ~をかぎりに| 日本語一級文法

~をかぎりに

」+をかぎりに

~を最後さいごとして・~までで


  1. その映画えいが上映じょうえいは15にちをかぎりにられることとなった。
  2. 今日きょうかぎりに、この学校がっこうともおわかれです。
「~をかぎりに/~のかぎり」<「精一杯せいいっぱい限界げんかいまで」の意味いみもちいられる慣用かんようてき表現ひょうげん。>

  1. ボートがおきながされてしまい、子供こどもたちこえをがきりにさけんでいる。

44 ~ゆえ(に)/~ゆえの | 日本語一級文法

~ゆえ(に)/~ゆえの

どう・いかたち・なかたち」の名詞めいし修飾しゅうしょくがた+ゆえ(に)/ゆえの
「ながた」の「な」と「」の「の」はつかないことがある。



~のために・~だから
文語ぶんごたい原因げんいん理由りゆう表現ひょうげん
「~がゆえ」というかたち使つかわれることもある。
「~ゆえ(に)」のうしろには動詞どうし形容詞けいようし副詞ふくしが、「~ゆえの」のうしろには名詞めいしがくる。
「ゆえに」は接続詞せつぞくしとして文頭ぶんとう使つかうこともできる。



  1. ストリートチルドレンが殺害さつがいされた事件じけんは、まずしさゆえの悲劇ひげきだ。
  2. うごかぬ証拠しょうこがあるゆえ、有罪ゆうざい確定かくていした。
  3. われおもう。ゆえにわれり。

43 ~や/~や否や | 日本語一級文法

~や/~や否や

どう辞書じしょかたち」+や/やいな
~とすぐに・~とほとんど同時どうじ
つづいてすぐにこう動作どうさをする、あるいはなにかがこることをあらわす。



  1. サイレンがこえるやいなや、みな一斉いっせいがった。
  2. エレベーターのドアがひらくや、ねこしてきた。

42 ~ものを | 日本語一級文法

~ものを

どう・いかたち・なかたち」の名詞めいし修飾しゅうしょくがた+ものを
~のに
不満ふまん後悔こうかい残念ざんねん気持きもちなどをあらわす。
「~ものを。」と、うしろのぶん省略しょうりゃくされることもおおい。



  1. 電話でんわはなせば簡単かんたんなものを、かれはわざわざ本人ほんにんいにかけた。
  2. はやえばいいものを、なにわないんだから。
  3. ぼく連絡れんらくしてくれば、むかえにってあげたものを。

41 ~まみれ | 日本語一級文法

~まみれ

」+まみれ
~がたくさんくっついている
表面ひょうめん全体ぜんたいなにかがくっついている状態じょうたいきたないものやよくないものの場合ばあいおおい。



  1. どしゃりのなか試合しあいつづき、選手せんしゅたちはみなどろまみれだ。
  2. くるましたからはいしてきた修理工しゅうりこうは、あぶらまみれだった。

40 ~までもない/~までもなく | 日本語一級文法

~までもない/~までもなく
どう辞書じしょかたち」+までもない/までもなく
~する必要ひつようはない

うまでもない/うまでもなく」<必要ひつようのないのはもちろんのこと。
当然とうぜんたりまえの気持きもちをあらわす。>
「~までもない」は文末ぶんまつ使つかわれるか、あるいはうしろに名詞めいしがくる。
「~までもなく」のうしろには動詞どうし形容詞けいようし副詞ふくしがくる。



  1. そんな簡単かんたん用事ようじのために、わざわざくまでもない。
  2. いまさら注意ちゅういするまでもなく、喫煙きつえん健康けんこうおおきながいおよぼします。
  3. いまさらうまでもなく、学生がくせい本分ほんぶん勉強べんきょうです。

39 ~はおろか | 日本語一級文法

~はおろか
」+はおろか
~はもちろん
普通ふつう「AはおろかBも/さえ/まで」のように強調きょうちょうして表現ひょうげんされることがおおい。
AとBはくらべることが出来でき内容ないようで、程度ていど価値かちがある。
ぶん全体ぜんたい否定ひていてき内容ないようとなることがおおい。その場合ばあいは、Aのほう程度ていど価値かちたか



  1. わたし半年はんとしまえ来日らいにちしたときは、漢字かんじはおろか平仮名ひらがなめませんでした。
  2. うちのおとうと内気うちきで、人前ひとまえでスピーチはおろか簡単かんたんなあいさつさえできない。

38 ~にたえる | 日本語一級文法

~にたえる

どう辞書じしょかたち」/「」+にたえる
どうにか~にあたいする・どうにか~することができる



  1. 趣味しゅみはじめたものだが、ようやく市販しはんするにたえる作品さくひんができるようになった。
  2. あのは、大人おとな鑑賞かんしょうにたえるえがく。